第1講
【伝言】
よろしくお願いします。
第2講
【伝言】
高校2年生へ
高校2年生の人は少し聞いてください。
おそらく、みなさんは大学受験をするために日々勉学に励んでいる!?と思います。
まだ高校2年生なので、大学入試まで2年近くありますが、難関大学を目指す人ほど受験勉強を早く始めるに越したことはありません。
しかし、高校2年生というのは、高校生になってから1年が経ち、少しずる賢くなって、適度にさぼり始めてしまうそんな時期です。
「今日はどんな授業をするんだろう、ワクワク」というより、「あ~、授業だるぅ~、」ってなってしまう時期だと思います。
勝手な想像ですが、全国の高校2年生は、なんとな~く授業を受けて、定期試験の前だけ一生懸命勉強をして、その繰り返しで1年を過ごす人が多いと思います。
そして、やがて高校3年生になり、「やばい、マジで受験勉強を始めなきゃっ」て焦り、毎日一生懸命勉強を始めます。
- 高校3年生になっても新しいことをどんどん学習する
- 高1や高2の時に習ったものがちゃんと理解できているかを、受験のために基本的に全単元復習し直す
- ある程度基礎が固まったら、高1、高2のときに習った問題をさらにレベルアップした応用問題を演習する
高校2年生までは、新しく習ったものを定期試験のために頑張って勉強すればいいだけでしたが、高校3年生では、受験勉強のために、新しく習うことに加えて過去のことまで勉強しないといけなくなり、やらないといけないことが一気に増えます。
そこで、過去に習ったことがどのくらい定着しているかがものすごく重要になります。
ほぼ0や1の状態から学びなおす人と高1や高2のときに学んだ内容を繰り返して定着している人では合格する可能性や受験勉強の辛さが大きく変わります。
1じゃあ、何をすればいいの?
高1、高2の時期は、学校で使っている傍用問題集(体系数学、4STEP、サクシード、クリアー、4プロセスなど)を繰り返しやることが最も重要です。
高3までは、あまり難しい問題は解かなくてもいいので、各単元の基礎~標準問題をしっかり身に着けることに徹底して下さい。
基礎~標準というのは、問題文を見てすぐに解法が浮かぶようなパターン的な問題のことです。
基礎~標準問題がだいたい解けるようになってから、難しい問題にチャレンジするようにしましょう。
本当は共通テストのことなど、まだまだ書きたいことはいっぱいありますが、これ以上書いてしまうとみんなのプレッシャーになってしまい、勉強が嫌になってしまうので、「まとめ」に入ります。
- 高校3年生になったら、みんな勉強を始めるので、差を埋めたり、差をつけるのが難しい
- 全国の高校2年生の多くは、1年間をだらだらと過ごすので、差をつける絶好のチャンス(個人的な意見)
- 今習っている最中の単元は、定期試験をその場しのぎするのではなく、学校で使っている傍用問題集を3回くらい解いて定着させておく
- 四谷の高2のクラステキストをボロボロになるまで繰り返す
2最後は自分で決めること
自分の人生を他人にとやかく言われたくはないと思うので、自分の好きなように生きたらいいと思います。
しかし、私の経験上、どこかで怠けるとその後の人生で必ずツケが回ってきて、怠けた分が数倍に膨れ上がって想像以上にしんどくなるので、なるべく軌道に乗るまでは努力を続けるのがいいと思います。
軌道に乗ったなと思ったら、少し怠けてもいいと思いますが、人生で軌道に乗るのは、社会人3年目以降じゃないですかね(笑)
自分の頭でよく考え、上手くいっている人を少し参考にしてみたり、先生たちのアドバイスを参考にしてみたりして、いろいろ試行錯誤して取捨選択をしながら、自分に合ったものを見つけましょう。
私にできることは数学を教えることくらいしかありません。
たくさんの質問、待ってま~す。
第3講
【伝言】
授業で扱った問題の復習はきちんとやっていますか?
ノートや解答を閉じた状態で、答案を作れるかを必ず確認しましょう。
その問題がいつでも解ける自信がつくまで繰り返しましょう。
また、学校の定期試験が近いと思うので、教科書や問題集で演習をしっかり頑張りましょう。
分からない問題は質問に来てください。
第4講
【伝言】
学校の定期テスト前だけ、一生懸命勉強するのではなく、普段から勉強する習慣を身に付けましょう。
普段の勉強量がテスト前やテスト期間中と同じなのが理想です。
第5講
配布物:複素数の相等
【伝言】
クラステキストの復習はやっていますか。
高校2年生は、高3生や高卒生と違って、大学受験をするという実感があまり沸かないと思います。
基本的に、大学受験のために通っているという感じではなく、なんとなく塾に通っているという状況だと思います。(かなり失礼なことを言っていると思います。すみません。)
首都圏や関西や都会の進学校は大学受験をするという自覚がそれなりに高いので、学校の授業から熱心に聞き、塾に通っている人たちはさらに、先生たちの知識や考え方を真剣に盗みにいこうと思っているのではないかと思います。
学校が終わって、1日の終わりのクタクタな状態でさらに授業を聞くのは大変だと思いますが、高卒生の難関校を目指しているクラスのように、知的好奇心や探求心、向上心を持って授業に臨みましょう。
頑張れ、高校2年生!!
第6講
配布物:図形と方程式(全部のせ)
以下のプリント「分点公式と円の接線の公式の導出」は配ってませんが、見ておきましょう。
【伝言】
授業後の復習の徹底をお願いします。本当にお願いします。
ノートや解答で理解するだけではなく、問題だけを見て解答が作れるかを必ず確認してください。
第7講
【伝言】
いよいよ、円の方程式が登場しました。
この単元といえばやはり、円が絡んでくる問題設定が多いです。
しっかり理解しながら進めましょう。
第8講
【伝言】
図形と方程式は、図を描くことが重要です。
図を描くことで、状況を把握したり、情報を得ることができます。
頑張れ、高校2年生!!
第9講
【伝言】
軌跡の問題は定番のパターン問題があるので、一度、経験しておくとよいです。
(頂点の軌跡、中点の軌跡、内分点or外分点の軌跡、重心の軌跡、2直線の交点の軌跡、直交する2接線の軌跡、反転の軌跡など)
第10講
【伝言】
領域の最大・最小問題は模試でも入試でもよく見かけます。
根本の原理は少し奥深いですが、結果的にはf(x , y)=kとおいて、このグラフが領域と共有点をもつような条件を考えることになる。
領域外からグラフを動かしていき、領域とのぶつかり始めと終わりが最大・最小となるという解法自体は意外にシンプルなので、出題されたらお買い得だと思います。
習った後は、当分の間、この問題に触れないと思うのでしっかり反復して定着させておきましょう。
第11講
【伝言】
今回から、数学Bの「数列」に入りました。
この単元は、公式の仕組み(根本)からしっかり理解しておくことが大事です。
過去の生徒を見てみると、得意不得意が大きく分かれる単元のように感じます。
等差数列、等比数列を過ぎたあたりから、徐々に脱落者が出てくるので、確実に理解しながら進めていきましょう。
第12講
【伝言】
等差数列と等比数列は「一般項」と「和の公式」を利用しながら、問題を解くことが多いです。
ここでは、意外に「連立方程式を解く」という作業なども重要です。
第13講
【伝言】
今回は、数列の和について扱いました。
このあたりから、数列の難易度が少し上がります。
それは、Σという記号が登場し、何をやっているのかが分からなくなるという状態に陥るからです。
なんとなく、計算ができるのではなく、意味をしっかり理解して、何をやっているのかが分かった状態で問題を解けるようになりましょう。
あとは、数列の和の問題は少しパターン的に覚えておくことが多いので、頑張って理解していきましょう。
【夏休みの過ごし方】
これから、家で過ごすことが多くなる夏休みに突入します。
普通の人間は、大きな休みになると、習慣が乱れてしまい、悪い方向に向かいます。
せっかくの休みなので、遊ぶときは遊び、勉強するときはしっかり勉強し、メリハリをつけて日々過ごしましょう。
部活などをやっている人はそれも頑張りましょう。
ここで、少し大学受験のお話をします。
大学受験には「一般入試」と「推薦入試」というものがあります。
他にも、入試の種類にはいろいろありますが、ここではこの2つのお話をします。
また、「推薦入試」の中でも、学校が保有している「推薦枠」を利用する方法に限定します。
もし、自分の行きたい大学があり、もし現在通っている高校で、その大学の推薦の枠を持っているのなら、その枠を利用して、受験する方が基本的にはラクです。
私も基本的にはそれを勧めます。
それを利用するためには、まず、学校の定期テストなどの点数をしっかり取り、学校では良い子にして、成績(内申点)を上げるように努力することが重要です。
学校の定期テストでしっかり点数を取れば、ある程度、学力も身に付きます。
最近の日本の大学受験は「推薦入試」というものが主流になってきているのが、現状です。
それは学校は経営が続かないといけないため、きちんと生徒を集めるためと、おそらく、一般入試をすると、大学側の労力やコストが大きいためです。
数学の定期テストで良い点を取るためには、学校の授業をしっかり聞き、定期テストの前だけ、問題集を頑張るのではなく、常日頃から、問題集に取り組むことが重要です。
日頃から問題集に取り組み、分からないところは学校の先生や私に質問して、ちゃんと理解しておき、定期試験を万全の状態で受ければ、良い点が取れるはずです。
次に、「一般入試」について、お話します。
多くの生徒は、国公立大学と呼ばれる大学を目指します。
中には一部、難関私立大学を最初から目指している人もいますが、けっこう稀です。
国公立大学は、共通テストと大学独自の2次試験と呼ばれる試験の総合点で合格が決まる大学が多いです。
しかし、数年前に登場した、「共通テスト」という試験が非常にやっかいな試験になっています。
数学が得意な人でもかなり苦戦してしまうテストです。
また、今の高校3年生から、新しく情報Ⅰなどの試験科目も増えて、やらないといけないことがめちゃくちゃ増えました。
先生たちから見たら、正直、「今の受験生はやらないといけないことが多すぎてかわいそう」なレベルです。
現役で、志望校に合格するには、いかに早く受験生の自覚を持ち、日々の勉強に取り組むかが重要です。
現在の一般入試の大変さを見ると、正直、推薦入試で自分の行きたい大学があるなら、一般入試ではなく、推薦入試を利用した方が良いと言わざるを得ない状況です。
本当に大学受験は過酷で、全然甘い世界ではありません。
第一志望校に受かる学生は全国、ほんの一握りです。
10人に1人くらいでしょうか・・・。
本番の試験は模試の何倍も緊張し、何倍も問題が難しく感じます。
そして、高校受験と大学受験では、習う内容の難しさや扱う分量がえげつないくらい違います。
たぶん、数学に関しては、2倍、3倍どころではありません。
分量だけ見ても軽く5倍以上は違うと思います。
もし、高校受験が中学3年生の夏から頑張って半年で合格できるのであれば、大学受験はその5倍の時間がかかることを想定していないといけません。
扱う内容のレベルも高校受験とは格段に違いますからね。
高校受験は中学3年生のときに必死になって頑張れば、なんとかなるように思いますが、大学受験は全然違いますよ。
とにかく、受験勉強をして本番までに間に合わせる時間が圧倒的に足りません。
全教科、いろいろやることがありすぎて、途方に暮れるくらいです。
本当に毎日、全力で勉強してやっと本番のときに戦える状態になっているというのが受験です。
ほとんどの学生は戦える状態になっていないまま、受験に突入します。
終わったあとに、気づいても「時すでに遅し」です。
また、大学受験では、強敵である浪人生がいることも忘れないで下さい。
まだ、この時期なので、少し心のゆとりがあると思いますが、特に、旧帝大と呼ばれる大学や医学部を目指している人はこの夏から本気で受験勉強を始めましょう。
特に関東や関西にある進学校の生徒は、ものすごい早い段階から受験生の自覚をもち、普段から受験意識が高い状態で勉強をしています。
YouTubeにアップされた、とある高校の授業風景動画を時々見るのですが、予備校顔負けの授業をしている高校もあります。
学校というのは、クラスの中にいろんな学力の子たちがいるから、難しいことがあまりできないのが現状だと思いますが、その授業動画は全然違います。
その動画は高2の授業なのですが、よくこんなレベルの高い授業をして、生徒はついてこれるなぁと感心してしまうレベルの授業をしています。
予備校の浪人生の一番上のクラスのレベル感の授業を毎日している学校が世の中にはあるということです。
自分の頭で考えて、しっかり行動していきましょう。
頑張れ、高校2年生!!
申し訳ないですが、正直、私は一番苦手な学年です(笑)
なぜなら、この熱い思いが基本的に何もささらないからです(´・ω・`)